けんちゃんくんさんのWeb日記
2021/1/3

2021-01-03: WEB+DB PRESS vol.120を読んだ

20周年記念号ということで、せっかくなので紙の本を買って読み終えた。

特集2のVue.js 3入門はToDoリストの作成から、周辺ツールの紹介まで一通り揃っていて、Vueのコードを読むくらいのことをしている私のような人にはちょうどよかった。欲を言えば、Vue.js 3の新機能であるComposition APIのボリュームがもう少しあると嬉しかった。

「これからのWeb開発」では、サーバサイドやフロントエンド、インフラなどの各テーマについて、それぞれの識者がこれまでの歴史をおさえながらこれからどうなるかという話を書いてくれている。自分にとって特に良かったのは「Web」と「インフラ」。

「Web」ではHTMLとCSSによる構造とスタイルの分離から、昨今のリッチになっていくUIとアクセシビリティへの意識の変化、そしてそれらを包括するデザインシステムの役割や必要性がきれいに整理されていた。「インフラ」では、システムあるべき状態を宣言することで、システム自信がその形を維持するために動いていく(Reconciliation loop)という考え方を知ることができたのでよかった。技術的には、オートヒーリングと言われているものではあるのだけど、「宣言する->観測する->正しい状態に変化する->…」というループが回っていると考え、それを開発プロセスに組み込んでいくのは今年やっていきたいことの一つだと改めて再確認した。

created_at: 2021-01-05 05:37:48 +0900
updated_at: 2021-01-11 15:55:59 +0900
2021/1/2

2021-01-02

正月二日目、息子の買い物に付き合ったり、昨年の積み残しだった猫のトイレ掃除や洗面台の掃除などをしていた。

息子はお年玉でポケカを買っていたのだけど、どうやら目当てのものが出たらしくめっちゃテンションがあがっていた。よかったよかった。

夜は、AtCoder Beginner Contest 187があるというのを直前に知ったので参加。D問題はDPしなくていいだろうと適当に説いてみたらWAしてしまい、DPかなぁと考えているうちに時間切れ。2021年初回からレートを溶かしてしまった。ばたり。結局回答を見たらDPじゃなかったので無念。

created_at: 2021-01-04 03:42:27 +0900
updated_at: 2021-01-11 15:55:53 +0900
2021/1/1

2021-01-01

2021年、今年もよろしくおねがいします。

新型コロナの影響と、喪中ということもあり、実家にも帰らず関東で普通の休日くらいのテンションで暮らしている。特にこれといった食べ物も用意せず、実家から送ってもらった餅を食べたり、外に散歩にでたり。

今年は、仕事での日報とこの日記を毎日書くというのを目標にまずはやっていこうと思う。と言いつつ、いきなりこれを公開するのが4日になっているのだけど、公開設定にするのを忘れていたということで大目に見ていただけると……

created_at: 2021-01-04 03:28:20 +0900
updated_at: 2021-01-04 03:42:37 +0900
2020/12/31

2020-12-31: 2020年買って良かったもの、良くなかったもの3選

2020年も終わりなので、今年買ってよかったもの、良くなかったものを3つずつ上げて終わろうと思う。それではどうぞ。

良かったもの第3位「バックパックタイプのペットキャリー」

第3位はこちらの商品。

今年は猫が糖尿病になったこともあり、動物病院に行くことが多かったのでとても役にたった。特に、私のように歩きで移動する人は肩掛けや手持ちのタイプだとつらいのでおすすめ。ただ、構造上若干重心が後ろになってしまうので最初は気になるかも。

良かったもの第2位「AfterShokz Aeropex」

在宅で仕事することが圧倒的に多くなった2020年、ミーティングなどのときは開放型ヘッドセットゼンハイザー PC 360 SEを使っていたのだけど、いくら開放型とはいえ半日つけているとしんどくなるので購入した初めての骨伝導イヤホン。装着感も悪くないし、軽いし、耳を覆わないというのは思ったよりも楽でよかった。ただ、Linuxではまだヘッドセットとして認識されないので、単なるヘッドホンとして利用している。マイクは別途購入したものを使っている。これが沼の入り口…

なお、人の声を聞くにはいいけど、音楽を聞くという用途だとしんどいと思う。最近は音楽聞く機会が減ってPodcastやYouTubeを流し聞きすることのほうが多くなったので、そういった生活の変化にもマッチしてよかった。特にリングフィットしながらPodcast聞けるようになったのは大きい。

良かったもの第1位「エアリオン・スリム デオドライザー」

2018年に家を買ったときには、在宅で仕事をするつもりはなかったので作業スペースを考えていなかった。流石にリビングでやるのはしんどいので、仕事中は猫のための部屋(キャットタワーやケージ、トイレがある部屋)に居候をさせてもらっている。そうなると、当然のことだがトイレの匂いはなかなか辛くて、消臭ビーズや置型ファブリーズをたくさん設置してしのいでいた。

匂いを何とかする製品は大別すると「消臭する」と「別の匂いで上書きする」という2つのタイプがある。できれば別の匂いで上書きするのではなく、無香でもっと強力なものがないかと探してたどり着いたのがこの商品。調べてみるとかなり歴史のある商品だとわかったし、ダメでもこれくらの金額ならと買ってみたのだけど、めちゃくちゃ効いて正直驚いている。

これを設置する前はトイレを洗浄してから3週間目くらいが一番しんどく、うっすらとアンモニア的な匂いが気になって集中できないときもあったのだけど、そういうことがほとんどなくなったと思う。今年最も生産性に寄与した商品かもしれない。

良くなかったもの第3位「Apple EarPods」

良くなかったものはアサマシリンクは置かないようにしよう。第3位はAirPodsじゃなくてEarPods。Aeropexを買う前に3.5ミリジャックのEarPodsを買ってみたが、まったく耳に合わなくてだめだった。昔から、耳の形の問題で普通の(カナル型ではない)イヤホンで耳にあうものがなかったのだけど、EarPodsも同様にだめだった。残念。

良くなかったもの第2位「ポータブル ブックスタンド「スマートミー(SmartMe)」

ポータブルな書見台。場所を取らないのがいいと思って買ったけど、300pくらいある本はそもそも置けなかったり、置けても安定しない。学校の教科書のようなものにはちょうどよさそうだが、技術書には向いてなさそう。

良くなかったもの第1位「Google Nest Wifi」

Google Nest WifiをやめてASUS RT-AX3000 にした にも書いたとおりだが、期待していただけにがっかり感が強かった。アンテナが伸びてるルーターは本当に嫌いなので、落ち着いたデザインの良いルーターが発売されることを祈っています。

おわりに

今年は新型コロナの影響で生活が大きく変わったので、その変化にうまく対応できるようにいろいろな買い物をしたように思う。一方で、変化に対応する、在宅勤務に合わせるといった守りの買い物が多かったようにも思うので、来年は生活を意識的に変えるような攻めの買い物(?)もできるといいなと思った。

created_at: 2020-12-31 04:20:15 +0900
updated_at: 2020-12-31 05:15:48 +0900
2020/12/28

2020-12-28: 仕事納め

今日で仕事納め。ペパボは、午後から年末総会でその後社員旅行というのが毎年恒例のイベントだったが、今年はもちろん社員旅行はないし、年末総会はZoomでの開催となった。

今年は四半期報告会などもZoomでやっていたので、新しいやり方ならではの楽しみ方ができて気に入っていたのだけど、年末総会はさらにレベルアップしていてすごかった。

これだけ見るとふざけた感じだけど、業績発表もとてもよく作られていたし、「もっと面白くできる」を体現したイベントでとてもよかった。新しい形での開催に向けて動いていたバックオフィスの皆さん本当にお疲れさまでした&ありがとうございました。

さて、12月のお仕事はちょっと溢れてしまって、終わらせようと思ったものはいくつか終わらなかったのが無念。一方で、チームメンバーに助けられたところは今まで以上に多く、みなさん本当にありがとうございました。来年は、チームという枠でも新しいチャレンジもしてみたいので、引き続きよろしくおねがいします。

created_at: 2020-12-29 02:10:43 +0900
updated_at: 2020-12-29 02:10:43 +0900
2020/12/20

Kinesis Advantageのキースイッチを交換して静音化した話

今年は、2020-05-23にはじめての自作キーボードとしてChoco60を作ったのだけど、腰を据えて作業するときは今まで通りKinesis Advantageを使うことが多かった。ただ、自作キーボードを作る過程でスイッチの軸の違いを知り、特に静音スイッチがとても良かったので、茶軸のKinesisの音が気になるようになってしまっていた。また、音声やビデオチャットでは、なるべくタイプ音が入らないようにとヘッドセットを使っていたけど、それでもかなりタイプ音が入ってしまっていることもわかり、いい加減なにか対策をしなければと思っていた。

インターネットを調べてみると、Kinesisをカスタマイズしている事例は結構あって、一番最近衝撃だったのはoobaさんによる分割&ワイヤレス化だった。また、別の記事ではパーツ部分だけ買うこともできるという話があり、いわゆるお椀部分だったら壊れてもなんとかなるだろうという謎の安心感を得てしまったので、思い切ってキースイッチの入れ替えにチャレンジした。

参考情報

今回の作業で参考にした記事を紹介しておく。自分がオリジナルでやったことはほとんどなく、これらのサイトの情報を理解して進めただけである。先人たちに感謝するしかない。

作業ログ

予め購入しておいたGateron Silent Black Inkをルブして、ダイオードをスイッチの中に仕込む。他の方の記事では、スイッチの中にダイオードを仕込んでいないが、どうせスイッチを開けるのでやってみようと思ってやった。結果としてはやってよかったと思う。Kinesisは、ご存知の通り基盤を湾曲させて半田付けしなければならないので、どうしても端っこのスイッチをつけるのに苦労する。ダイオードの足をおることで、スイッチと基盤を固定することができるので、はんだ付けの作業が少し楽になったと思う。

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足が生えたみなさん。前日準備はここまで。

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朝から半田をひたすら吸い取ったが、途方も無い作業だと感じて絶望しているところ。わかっていたことだけど、スイッチはホットボンドでくっついているので、これを剥がすのが本当に大変。半田が取りきれてないのか、ホットボンドが取れてないのかわかりにくくて……

半田を吸い取るときは、温度を高めにしないとだめだった。270度では溶けないことが多かったので、320度で一気に溶かして吸い取っていた。そもそも半田の吸い取り自体初めてだったので、事前にYoutubeの動画をいくつか見てやり方を学んだ。

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とりあえず半分終わったので、差を確かめようと組み立てたところ。

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実際に打ってみるとかなり違ってて満足する様子。

端っこはこんな感じではんだ付けする。マステとダイオードの足のおかげでかなり順調。

組み立ててみたら、キーが1つ効かなくなってしまった。スイッチを剥がすときに嫌な予感がするキーが1つあったのだけど、見事にランドを破壊してしまったようだ。が、自キーの知識と配線図のおかげでリカバリーに成功。これが思ったとおりにうまくいったときは成長を感じた。

すべてキーをはめた完成系は、今までと何ら変わらないので省略。

ほぼ丸一日かかってしまったのだけど、無事完成してよかった。

使った機材や道具

created_at: 2020-12-21 13:40:21 +0900
updated_at: 2020-12-21 14:22:11 +0900
2020/12/8

2020-12-08: 奥さんの誕生日

奥さんの誕生日だったので有給をとってお出かけする、つもりが、昼間は家にいて晩ごはんだけ出かけてきた。状況的には都内にでるのは不安なのだが、食事はちゃんと対策されてるであろうところに行けば大丈夫だろうと思い、困ったときのTHE SKYにした。

席を立つときはマスク必須(忘れて食事を取りに行ってる人が注意されていたので、ちゃんと運用されててすごい)で、おいてある料理は少なめ、トングは都度消毒、取りにくいものは専属のスタッフ付きという感じで、ちゃんと対策されているのはよいのだけど、それなりにコストもかかっているから大変だなぁと思った。

また、仕事では部署の全員参加の共有会とかぶってしまっていたので、自分の発表パートは事前に動画をとって共有しておいた。ちょっとした小ネタを仕込んでおいたのだけど、楽しんでいただけたようで何より。

明日からはまたお仕事がんばりましょう。

created_at: 2020-12-13 06:24:50 +0900
updated_at: 2020-12-13 06:49:51 +0900
2020/12/6

2020-12-06: 散髪ログ

前回は2020-10-25だったので1ヶ月半くらい。思ったより立ってなかったけど、今週は奥さんの誕生日もあるので切ってきた。

普段、髪を切られてる間はほとんど喋らないのだけど、おつかれシャワーの美容院回を楽しく見たあとだったので少しだけ世間話をした。会話のきっかけは昨今の新型コロナについてだったのだけど、一般的な話は聞き&し飽きてるだろうなーというこちらの余計な配慮により、昨今の小学校の話や、サンタクロースをいつまで信じていたかという話をしていた。どうやら、サンタクロースの真実を知るタイミングは、親のミスが多いようで、隠してあるプレゼントを見つけてしまったり、見覚えのあるラッピングだったりするところから、見ず知らずの人ではなく近親者が関わっていそうというのに気づいていくらしい。最近だと、Amazonの袋だったというのがきっかけになることも多いとのことで、小さなお子さんのいるご家庭は、少し面倒でもラッピングを自分でするのがよいかもしれない(?)。

created_at: 2020-12-13 06:12:05 +0900
updated_at: 2020-12-13 06:12:05 +0900
2020/12/3

2020-12-03

昨夜の寝付きが悪かったので、10時くらいまで寝てしまった。失敗。

ブラックフライデー前後に買った新アイテムたちを設置するなどして仕事環境を改善していた。今年はいろいろと投資してきたけど、一番感動したのは今日届いたシーリングライト。実は仕事部屋の証明は入居してからなにもいじっていない裸LED電球だったのだけど、夕方にするビデオチャットでの自分の部屋の暗さがやばいなと思い購入した。

で、色を変えられるとか明るさを変えられるとか機能も十分なんだけど、そもそも部屋が明るいというのはとてもいいことだと気付かされた……設置直後に社のSlackに、「俺は今まで洞窟でコーディングしていた」と書き込んでいたけど、本当にそれくらいの変化だったと思う……早く買っておけばよかった。

ちなみにブラックフライデーでちょっと安くなってたこれ。同価格帯での他の商品はリモコンが壊れやすいというレビューが多かった中で、そういったレビューが少ないこれにしたのだった。

created_at: 2020-12-03 15:21:36 +0900
updated_at: 2020-12-03 15:21:36 +0900
2020/12/2

見積り物語「相対さんと絶対さん」

このエントリは、GMOペパボエンジニア Advent Calendar 2020 - Adventarの2日目の記事です。1日目はVPoEの@hsbtによるGMO ペパボの技術スタック 2020でした。明日はCTOのあんちぽさんです。

はじめに

むかしむかしあるところに、相対見積りが好きな「相対さん」と、絶対見積りが好きな「絶対さん」がいました。二人は、お手伝いにかかる時間を見積もる遊びが大好きです。今日もおじいちゃんの家の庭にある大きな岩を、河原に捨てに行くお手伝いにかかる時間を見積もって遊んでいました。

爺「今日は、庭で邪魔になっている岩を河原に捨ててきてほしいんじゃ。大きさは見ての通り、小、中、大、特大の4つじゃが、運べる大きさまででいいからね。」

相・絶「はーい!」

絶「見積に影響しそうなのは岩の大きさと、河原までの距離かな。ここから河原までの距離は、ここから家までとだいたい一緒だね。」

絶対見積り編

相「じゃあ、早速かかる時間を見積もってみよう。今日は絶対見積りでいいよ。」

絶「よーし。じゃあまずは岩を持たないで歩いたときの時間を考えてみよう。私はだいたい30分くらいかな。」

相「私は頑張っても40分はかかりそう。絶対さんは歩くのが速いから、いつもおいていかれないように大変なんだよ?」

絶「ごめんごめん。じゃあ岩を持って歩いたらそれぞれどれくらいかかるか考えてみよっか」

相「そうだね。私は”中”の石と同じくらいの岩をもったことあるけど、すごく重くて大変だったんだよね。だから、“中”を河原まで持って歩くのは急いでも60分くらいかかるんじゃないかな。大はどうかなぁ、120分くらいかかるんじゃないかな。“特大”は全然想像できないけど、多分240分くらいかな?小は全然重くなさそうだから、持ってないときと一緒でいいよ。」

絶「私は、“大”くらいの岩を持ったことあるけど、あれを持って歩くとなると、倍以上かかりそう。だから”大”で80分くらいかな。“小”と”中”は難しいけど、歩くスピードとほとんどかわらないんじゃないかなぁ。“小”は30分で、“中”は40分くらいにしよっかな。“特大”は私もわかんないなぁ。あのまま持っていくより砕く道具をもってきて砕いたほうがいいかもね。」

二人は絶対見積りの結果をまとめて、ノートに書きました。

|  | 小 | 中 | 大 |特大|
|相| 40 | 60 |120 |240 |
|絶| 30 | 40 | 80 |??? |

相「あとは、どっちがどれを運ぶかだけど……」

絶「その前ににおなかすいちゃったからおやつにしようよ~」

相「そうだね!運び方はおじいちゃんにも相談して決めよう!おやつ~」

相対見積り編

相「じゃあ、早速かかる時間を見積もってみよう。今日は相対見積でいいかな?」

絶「いいよ!じゃあまずは岩を持たないで歩いたときの時間を考えてみよう。私はだいたい30分くらいかな。」

相「私は頑張っても40分はかかりそう。絶対さんは歩くのが速いから、いつもおいていかれないように大変なんだよ?歩く時間はおいておいて、石の重さを比べてみようか。かかる時間は、石の重さとか大きさに比例するんじゃないかな。」

絶「おっけー。重さを測れるものも、大きさを測れるものもなさそうだから、基準を決めて比較してみようか。」

相「そうだね。じゃあ真ん中の”中”を”2”として、それぞれ岩が”中”の何倍くらいありそうか、相対見積りしてみよう。」

絶「“小”はだいたい半分か、それよりは大きいくらいかな」

相「私もそう思う。“大”は”中”2倍くらいありそう。特大は……わからないけど、5倍くらいありそう?」

絶「うんうん。私もそれくらいだと思ってた。じゃあ相対見積はこれで終わりかな」

二人は相対見積りの結果をまとめて、ノートに書きました。

| 小 | 中 | 大 |特大|
|1.5 |  2 |  4 | 10 |

相「じゃあ、これを時間に換算してみよっか。それぞれ30分と40分を基準にして、掛けてみるとわかるかな。」

絶「その前ににおなかすいちゃったからおやつにしようよ~」

相「そうだね!かかる時間や運び方はおじいちゃんにも相談して決めよう!おやつ~」

感想戦編

さて、2つの見積り方法を物語っぽく紹介してみましたがいかがでしたでしょうか。会社のslackで「相対規模見積りをするときもつい時間から逆算してしまう」という話を聞いたので、その考え方を変えるヒントになればと思い、このエントリを書いています。

前提として、どちらかが絶対的に優れているのではなく、プロダクト(およびプロジェクト)の性質や、チームメンバーのスキルのばらつき具合、不確実性の度合い、結果としてしなければいけないコミットメントの強さ、見積りに掛けられる時間、などなどのトレードオフによって方法を決める必要があるということは述べておきます。

たとえば、以下のような状況を想像してみてください。それによって、どちらの見積りがより役立つかは変わってくるでしょうし、プラスアルファでなにかしたほうがいいケースもあるでしょう。

  1. 絶対さんと相対さんの歩くスピードが一緒だったとしたら?
  2. 二人は、お母さんから急に呼び出されて、どちらかが別のお手伝いに駆り出される経験を何度もしていたら?
  3. 実は、以前にも同じ大きさの石を運んだことがあって、お互いどれくらいかかったか覚えていたとしたら?
  4. 最終的に出した見積りの時間を超えてしまったら、晩ごはん抜きだと言われたら?
  5. 河原までの距離が実はとても短く、徒歩5分くらいだとしたら?

1番目の例は、メンバー間の能力差を無視できるほど同じスキルを持った人が集まっていたら?ということと同じでしょう。2番目は、不確実性が非常に高いことがわかっている、あるいは割り込みが予想されるプロジェクトが想像できます。4番目は、強いコミットを求められるプロジェクトですが、この場合はバッファのとり方も重要になりますね。

最初の物語の(暗黙の)前提を崩したり、前提を新たに加えることで、どちらの方法がよいかも、見積りの結果をどう使うかも変わってくるでしょう。

ポジショントーク

さて、「要はバランスです」みたいな話になってしまいそうなので、最後に私のポジショントークをいれておきます。

自分が関わっている(関わってきた)多くのチームにおいては「相対規模見積り」のメリットが大きいと考えています。私が頭の中に描いているチームの特徴は以下のようなものです。

  • メンバーのスキル差が無視できない。つまり、育成込みのチーム編成になっている。
  • 得意な領域はありつつ、チームの仕事は全員が一定のレベルでこなせるようになることを目指している。つまり、仕事の属人化を防ぎたいと考えている。
  • 仕事のやり方を改善し、より早く、プラスアルファの価値を出せる仕事をすることを目指している。つまり、効率化や自動化をすることにやりがいを感じるメンバーによって編成されていて、かつそれを行うことにインセンティブがある。

こういったチームにおいて、相対規模見積りが有効だと思う理由は以下の通りです。

  • 見積りを個人ではなくチームのものにする
  • 規模を見積り期間を導出することで、実績をもとに妥当なコストで計画を更新し続けることができる
  • パーキンソンの第1法則「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」にとらわれる可能性を下げる

私が大切だと思う順に並べました。2番目はツールの問題とも言える部分もあります。優れたプランニングツールがあれば解決するでしょう。3番目は絶対時間見積りをしたらそうなるというわけでもないと思います。

一方で、相対規模見積りをすることで、重要だと思うことや向かっている方向を意識するようなフォースをかけることはできると考えています。

このエントリを読んで、相対規模見積りとそれを使ったプランニングをやってみたい社内のチームがあったらお声掛けください。ないとは思いますが、もし社外の方で話を聞いてみたい人がいましたら、私のtwitterアカウントkenichi.taka@じーめーるどっとこむまでご連絡ください。

created_at: 2020-12-02 00:58:33 +0900
updated_at: 2020-12-02 01:04:59 +0900
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