2014/12/16
知識ゼロから学ぶソフトウェアテストを読んだ
タイトルの通りソフトウェアテストを体系的に学ぶための入り口の一冊として良い本でした。
完璧ではなくとも十分な品質を持つソフトウェア製品を開発するため
とあるように、ソフトウェアテストの理論と現実の間でどう考えてバランスを取とるのか、読者が考えるためのヒントや材料が沢山提示されています。
一番ハッとさせられたのは、筆者が指導教官のCem Kanerに言われたという「何度も繰り返すって、あんまり意味ないんだよね……」という言葉。ChekingとTesting、開発を駆動するテスト、という最近の興味のポイントに刺さってきて考えさせられました。
全編を通して、アカデミックな参考文献を提示しつつ筆者の経験をふまえた現実的な方向を示すというバランスの良さと、適度にくだけた文体で最後まで楽しく読めました。
created_at: 2015-08-06 01:43:33 +0900
updated_at: 2015-08-06 01:43:33 +0900