2016/2/28
「大人の教養」を読んだ
リベラルアーツの「リベラル(liberal)」は自由、「アーツ(arts)」は技術、学問、芸術を意味します。だからリベラルアーツの意味は「人を自由にする学問」ということです。
リベラルアーツという言葉自体を聞いたことしかなかった自分にとっては、序章を読むだけでもなるほどなーと勉強になることが多かった。
同様に序章で述べられている「すぐ役に立つことは、すぐ役に立たなくなる」という話も、そうそうと頷くばかりであった。
本書では、宗教、宇宙、人類の旅路、人間と病気、経済学、歴史の7つについて、現時点でわかっている基本的な内容をざっくりと紹介してくれる。
自分は文系科目はあまり得意ではなかったけど、今こう教えられるとすごくすっきりするという話がおおくて、まさにすぐ役に立つわけではないけど、各分野の興味がそそられるうまい文章だと感じた。
学がない自分がおおーと思ったポイントをいくつか忘備録として書いておく。
- 新約聖書と旧約聖書、新約と旧約ってなに
- 星の色が違うように見えるのはなぜか
- 細菌とウィルスの違い
- 遥か昔の年代測定は放射性物質の半減期を利用している
- 歴史は勝者の記録
仕事に追われて、すぐに役に立つことばかり追い求めてしまっている私みたいな人は、一度立ち止まる意味でもざっと読んでみると面白いと思う。
created_at: 2016-02-28 06:41:22 +0900
updated_at: 2016-02-28 06:41:22 +0900