YAPC::ASIA 2013
YAPC::ASIAに初めて参加してきました。
印象に残っているトークの感想などなど。
大規模Perl初心者研修を支える技術
圧巻の71人個別指導。
最初から高トラフィックを想定してデータ設計やコーディングをさせるというのは、そういうノウハウがあるからこそできることで、すごく羨ましいですね。
あとは、自身でふりかえれるようにフォローアップしていくというのは、自立的に動けるメンバーを育てるという観点からもいいやりかただなぁと勉強になりました。
ちなみに、これに関係する話が聞ける師弟登壇・新米サムライの集い 2013というイベントが来月開催されるみたいですよ。
僕の考えたFuture Perl
Perl 6、噂話程度にどういう状況なのかは聞いていましたけど、今の状況を整理して聞くことができたのはとてもよかった。
また、Perl 6 の機能を Perl 5 でも使えるような CPAN が出てきていて、その中でよいものを Perl 5 のコアに取りいれていくというのもよいのではという話は、言語のコアでそういうことをやれるとしたらおもしろいなぁ。
YAPC::Asia Tokyo 2013 特別座談会 「Rubyの良いところ語ってください 〜そんなPerlで大丈夫か?〜」
言語の差よりも、プログラマ自身の能力の差の方がずっと大きいからみんながんばれという話。
Rubyだと普通にその辺に言語のコア開発者がぞろぞろしてるけど、これはかなり特殊というか特別な状況というのを実感した。
Railsの影響でRubyには経済圏が出来たというのと、モダンな有償サービスでPerlのサポートは少なくて自分達で働きかけないといけないというのはハッとした。
本当にあったレガシーな話
どこかで聞いたことがあるような大変そうな話だった。 最後のキーノートにも繋る話で、こういうことをやった人を評価する仕組みっていうのが大切なんだなぁと。
Keynote
マネージャーという役職(?)についていろいろと考えさせられるトークだった。
- 運動部のマネージャーと会社のいわゆるマネージャー
- 社内政治のハッカー
- ディレクション
- リーダーとマネージャー
Ikebeさんみたいなマネージャーのいる会社はきっと楽しい(だけじゃないだろうけど)と思いました。
Closing
なんとなく、そろそろYAPCに参加してみようかなぁと思ったら、「現行体制での最後のYAPCです」と言われて、嬉しいやら悲しいやらという感じ。
RubyKaigi(1stシーズン)の最後にも立ち合ってしまったし、この業界自体がそういう時期にきているのかなぁと、いろいろ考えてしまいました。
まとめ
はじめて参加したYAPCでしたが、
- インターネットでしか見たことない人の顔と名前がいっぱい一致した
- Perl ちょっとやってみようかな、という気になった
- 武蔵小杉の横須賀線からの乗り換え設計した人出てこい
という感じで、とても充実した二日間でした。ありがとうございました!