2021/1/11
2021-01-11: 「自分でやったほうが早い病」を読んだ
同僚から紹介された「自分でやったほうが早い病」を読んだ。よく言われることだし、新しい視点が得られるというほどではなかったが、いくつか良い言い回しがあったので、最後まで楽しく読めた。以下引用を含む読書メモ。
- 「自分でやったほうが早い」と考えてそのように行動してしまう人は2つのタイプに分けられる。
- 周りよりも自分がデキてしまうから
- 相手に悪いし、お願いが下手だから
- どちらも見に覚えがあるが、特に下のようなケースが多いように思う。ただ、両方とも周りが成長することで自分も成長できるという視点が欠けている。
- 情けは人の為ならず
- ”方向性はあなたが決めて、残りの「誰でもできるような作業」をまわりの人にふっていませんか?これは隠れた「自分でやったほうが早い病」です。周りの人に任せているようで、実は自分の成功のために利用しているだけなのです。“
- 度々こういった強い言い回しがでてくるのがちょっとぎょっとするが、前半は良い文章だと感じた。誰でも出来る仕事を、そのままやることだけを依頼することは任せているとは言えない。じゃあどうしたらいいかというと、目的や完了条件を伝えて、参考までにこれまでのやり方を伝え、実際のやり方を含めて任せるといいのかな。
- “「周りに遠慮してしまって、無理なお願いができない」という人もいますが、「遠慮」というきれいな言葉でごまかしているだけで、本当はお互いの信頼関係が築けていないだけだったりします。“
- これは見に覚えがありすぎて辛かった。ごまかしなんだよね。
- “「任せる」とは「失敗させる権利を与えること」“
- 「失敗させる権利」というのは良い言葉だ。
途中で、筆者の仕事観・人生観のようなものを含む話があるのだが、その中での一文にすごく心を動かされた。
悩んでいた大山さんに、禅寺の導師(お坊さん)が「人には四つの幸せがある」ことを教えてくれたそうです。それは、①「人に愛されること」、②「人にほめられること」、③「人の役に立つこと」、④「人から必要とされること」の四つです。その導師は、②と③と④は、仕事を通じて得られることであって、逆に仕事でないと手に入れにくいものであると言いました。
自分自身は仕事をしているし、たしかにそのことによって2~4はある程度手に入れられている実感がある。一方で、家族に目を向けると、奥さんは仕事をしていない。プライベートの付き合いである程度は満たされる部分もあるだろうが、仕事と同じレベルでは感じられていないのかもしれないなぁと思ったので、これからは頑張って(照れくさいが)感謝を伝えていこう。
created_at: 2021-01-12 15:34:23 +0900
updated_at: 2021-01-12 15:34:23 +0900