けんちゃんくんさんのWeb日記
2015/6/29

エクストリームプログラミング

エクストリームプログラミングという本に出会ったのは、大学の図書館だった気がします。当時はソフトウェア開発の方法論のようなものにとても興味があったので、アジャイル界隈の書籍をかたっぱしから読んだりしていました。

その中の1冊だったはずなんですが、あまり印象は強くなかったような。どちらかと言えば、アジャイルソフトウェア開発の奥義リファクタリングテスト駆動開発入門 など、より実践的なテクニックの載っている本の方に興味をもっていたように思います。価値や原則をすっとばして、プラクティスばかり追っていたとも言えるのではないでしょうか。

そしてその後、今は秋葉原にあるアジャイルとRubyの会社に就職して、そこでXP厨の人達(すごいボンクラ達)と出会って、自分もボンクラの仲間入りができつつあるかなと思っていたところで新版の出版です。とても楽しみにしていた本書なわけです。

26日のトークセッションはとてもすばらしくて(体調不良をおして参加したかいがあった)、この本はただ読むだけでは真意を理解できなくて、ケントベックの人生や、それを読みといて伝える人たちの話を聞き、対話することで理解できる、そしてその場がトークセッションだったんだなーと感じました。

XPは何を伝えたかったんだと思う? from Masanori Kado

たぶん、この本は読んだからといってサービスの売上は倍にならないし、明日からすぐに試せるすごいテクニックが身に付くわけでもないけれども、ソフトウェアを開発することを生業としている人はぜひ読んでおいてほしいなと思います。

created_at: 2015-08-06 01:43:33 +0900
updated_at: 2015-08-06 01:43:33 +0900