けんちゃんくんさんのWeb日記
2016/2/3

インタビューとテックブログ

今日は 2015年と2016年の話 - minneから始まる大規模な挑戦 | スタッフインタビュー | 採用情報 | GMOペパボ株式会社プラグマティック・ペルソナを作ってユーザを理解する - ペパボテックブログ という2つのコンテンツが公開された。

テックブログの記事は、最初はこんなもんでいいかと書いてみたら、CTOから「このあたりがぼんやりしてる」「ここを整理するとよい」といったレビューをもらって、確かに確かにと言いながら直したものが世に出た形。(そういうかんじで、コンテンツのレビューもちゃんとされているのである)

これを書きながら、最近いくつかワークショップやふりかえりのファシリテータをやらせてもらっているときに考えていることがよく整理されたように思う。

まず一番大切にしているのは、ワークショップの成果物は2つ(以上)であることを忘れないということ。1つは、ワークショップによって作成した最終成果物(上記記事ではペルソナのプロフィール)、もう1つは、ワークショップの過程でのチームの学習である。

これは、ソフトウェア開発プロジェクトの成果物が、ソフトウェアとその開発チームであることと一緒だと考えている。

最後によいものができればそれはそれですばらしいが、じゃあ最終成果物が思ったものと違った場合、そのワークショップは失敗だったのだろうか?決してそうではないと思う。最終成果物が今一だったとしても、それを作る過程でチームは沢山の学びがあったはずである。最終成果物だけに目を向けていると、一番大切なチームの成長を見逃してしまう。ただ、なかなか一石二鳥とはいかないもので、だからワークショップなどを企画するときは、それがどちらを目的としているのかを明らかにした上で、参加者と意識をあわせてやる必要があると思う。

1つ目が長くなってしまったが、もう一つ考えているのは費用対効果だ。

去年の年末から、ワークショップやふりかえりのあとにアンケートをお願いしている。そういえばこれ書いたなと思ったら ドラッカー風エクササイズのすすめ - けんちゃんくんさんの Web日記 で同じことを書いてた。なのでこれはこっちを読んでほしい。

そんなかんじで、人が集って何かするのはタダじゃないので、そういうところまでフィードバックを得られるような仕組み作りをしたほうがいいよね、という気持ち。そういうことを考えずに、とりあえずやってみよう!とできる環境もいいとは思うけど、それで結果がでなかったら尻窄みになったりすることもあるだろうし、少なくとも主催者や推進者は考えておく必要があるのではないかな。

created_at: 2016-02-03 16:37:20 +0900
updated_at: 2016-02-03 16:37:20 +0900