「睡眠こそ最強の解決策である」を読んだ

最近睡眠が破滅しているというのをチームのふりかえりで話したところ、「睡眠について科学的にわかっていることを体系的に学び、それを実践せよ」というまっとうな意見とおすすめ図書を教えてもらったので、観念して「睡眠こそ最強の解決策である」を読んだ。

読み終えてから改めてAmazonのページを見ると、サマリはここに全部書いてあるじゃんという気持ちになるのだけど、それはそれとして、睡眠についてどこまで解明できているのかというのがしっかり書かれているので読み物としても面白かった。特に「夢」についての実験は興味が惹かれるものが多かったように思う。また、これに関連してカフェインについて調べてみたら、実はコーヒーよりも玉露のほうが含有量が多いというのを見て、玉露入り緑茶が最大の敵ということがわかってよかった(?)。

実践しないと意味がないので、まずはこんなことをやっている。

  • PCのナイトモード設定をより強くした
    • Windows 10の夜間モードで強さ70
  • PCのある部屋の照明を一番暖色&暗くした
  • 外でコーヒーを飲むのをやめた
    • 家ではもともとカフェインレスコーヒーだけだったので外では紅茶にするようにした
  • 0時までに寝室に行く
  • 寝る前に気になったことをすぐメモして忘れられるようにペンと紙を持って寝室に行く
    • 気になることが頭に残って寝れないこともあったので、書き出してしまうと頭からでていくかなと期待して
  • 寝る前に頭を使わなくてもいい、使うつもりがない本を読む
  • 寝れなかったら体温下げるためにアイスノンを使う
    • これは本当に良いかわからないけど、体温下げるのに役立つと期待してやっている

しばらくはこれで様子を見ようと思う。アルコールは、やめればいいんだけどまぁたまには……

以下読書メモ。

  • カフェインは精神刺激性のドラッグ
  • 寝ないと本当に死ぬ
  • 朝型夜型の分類は遺伝で決まる事が多い
  • 概日リズムとアデノシンによって睡眠圧がかかる
  • レム睡眠はニューロンのつながりを強化する、ノンレム睡眠はニューロンのつながりを削除する
  • レム睡眠による夢はメンタルヘルスを整えるだけじゃなく、問題解決と創造性にも寄与することがある
  • まだ眠くても起きて行動するのは人間だけ
  • 睡眠薬やアルコールによる眠りは、自然の眠りの効果を得られない
  • 睡眠不足の人は簡単な仕事を選びがちだが、本人は簡単な仕事を選んでいるという自覚もなくなってしまう。自己評価と他人からの評価がずれていく。

RDS for MySQLのファーストタッチペナルティを解除する3ライナー

この記事の3ライナーはほぼ @yoku0825 によるものです。感謝。

RDS for MySQLのデータボリュームはEBSの技術を使っているため、スナップショットから復元を行うと初回のデータアクセス時にレイテンシの悪化が起こる。これは「ファーストタッチペナルティ」または「ファーストタッチレイテンシー」と呼ばれていて、AWSのドキュメントにも記載のある現象である。(Amazon EBS ボリュームの初期化 - Amazon Elastic Compute Cloud)

EC2+EBSの場合は、ddで触るといった方法でこれを解消することになるが、RDS for MySQLではもう少し複雑な作業が必要になる。

具体的には次の3つのことをしなければいけない。

  • primary keyをすべて読み込み
  • secondary keyをすべて読み込む
  • すべてのデータを読み込む

ファーストタッチペナルティの解除についてインターネットで探すと、「select count(*) from テーブル名 を全テーブルに打ちましょう」というのがよくでてくるが、これだけだとsecondary keyを読み込めてないので本番投入後に特定のSQLが最初だけ遅いという現象が起きうる。(MySQLの count(*) は実データに触るので、3番目のすべてのデータを読み込むというのは達成できている。)

さて、MySQL 5.6(RDS for MySQLの現時点で利用できる下限のバージョン)以上では、information_schemaにsecondary keyを含むすべてのインデックスの情報が入っているので、これを利用してファーストタッチペナルティを解除するスクリプトを作ることができる。それが以下の3ライナー。YOUR_DATABASE_NAMEをDB名に置き換え、ホスト名などの認証情報は~/.my.cnf等に書いておくと楽。

mysql -sse "SELECT distinct table_name, index_name FROM information_schema.statistics WHERE table_schema = 'YOUR_DATABASE_NAME'" | while read table index ; do
        mysql -sse "SELECT count(*) FROM $table FORCE INDEX($index)" YOUR_DATABASE_NAME > /dev/null &
done

どれくらいで終わるかはテーブルとレコードの量、インスタンスタイプに依存するので一概には言えないけど、こういうのを考える必要があるサービスの規模であれば、数時間は見ておいて方がいいだろう。終わったかどうかは実行したクライアントマシンのmysqlプロセスの数を見るか、MySQLサーバに入ってshow processlist等でSELECTクエリが残っているかをみればよい。

なお、新しいDBサーバの本番投入の前には、バッファプールも整えておいたほうが良い。これこそサービス依存なのでこうすればいいというのは存在しないが、SELECTされる回数の多いテーブルなどメモリにのっていてほしいデータをSELECTするクエリを流しておくとよい。

参考文献